いとまのはなし。

大学3年生 20才 金儲け学部。「喧騒に暇を、退屈には毒を」「潔癖な感性で何ができる」

『無視されるよりも殴られる方がまだいい』

「言葉は暴力です。言葉は人を傷つけます」通っていた学校の先生方は、事あるごとに言った。そうだ。「言葉は暴力」だ。それは否定しない。できない。

 

言葉で人を傷つけることができる。腕力がなくても、他人に傷を残すことができる。いつまでもそのひとのこころに残ることができる。その力が、言葉にはある。言葉は暴力になりうるのです。先生。

 

率直な言葉は人を傷つける。素朴な固有名詞も、文脈によってはなによりも鋭いナイフになる。

言葉に意味などない。意味は言葉を受け取った側の人間が勝手にその言葉に付帯させるものだ。受動的な言葉などない、全て自分の意思だ。相手の言葉も自分の言葉だ。

言葉への意味づけの錯誤を起こしやすい人間のことをバカと言う。

岩瀬が言うことは正しかったし、理解もできたが、正しく、理解できることが必ずしも相手に勇気を与えるとは限らない。

『69 / 村上龍

 

69 sixty nine (文春文庫)

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69、感想文