趣味は読書です
うだるような夏の暑さに誰もが殺意を覚えていたある日、彼は「今この本読んでるんだ。」と、トマ・ピケティの「21世紀の資本論」を見せてきた。ああ、なんということだろう、彼の頭は溶けてしまったのだろうか。それともあの暑さよりも前にすでに溶けてしまっていたのか。
そんなことをしたら自分の頭の出来を疑われてしまうということに気づいていない彼の目はあまりに純粋だった。僕は小さい頃に見た、巣から少しだけ顔をのぞかせる希望に満ちた生まれたての雀の雛を思い出した。
『今適当に考えた全集』*1
「趣味は読書です。」ってどや顔でいう人ってどういう気持なんでしょうか。
今読んでる本なんて誰にも言いたくないし、本当に好きな本なんて面と向かって言えるわけがないじゃないですか。コンプレックスの塊だと思うんですよね、読書って。
世のほとんどの若者が読書をしなくなった、なんてよく言われますが、言い換えれば、「本なんて読まなくてもそれなりに生きていけるようになった」んだと思います。
SNSで他人の幸せと愚痴を眺めていれば、勝手に時間は過ぎていくこのご時世、しかもほかにも娯楽がたくさんある中で、あえて、脳みそへの負荷の高い、読書をしてる人なんて、変態だと思うわけです。
さて、変態さん、あなたの性癖をアプリで残しませんか?*2(ただの読書感想アプリの紹介です。)
読書管理アプリ「ビブリア」
本棚&読みたいリスト
アプリを開くと、「本棚」画面が開きます。今までに読んだ本を表紙つきで見ることができます。「読みたい」画面には文字通り読みたい本を登録しておくことができます。
これをもとにアマゾンで本を買ってしまって無駄遣いを増やさないようにすることがこのアプリを使う上で最も気を付けるべきことです。
検索
画面下の「+」をタップすると、本の検索画面が出てきます。本のバーコードをスキャンして検索することもできます。
各項目の空白部分をタップすると「本棚」に、右下の「+読みたい」をタップすると「読みたい」に登録することができます。
メモと感想
「本棚」や「読みたい」の本の表紙をタップするとこのような画面が出てきます。僕は「メモ」に気に入った文章やメモしておきたい文章をページ数と共に書いて、感想は読み終わった後に書くことにしています。
このアプリの好きなポイントなんですけど、「p.」をすぐに打つことができるんですよね。これめちゃくちゃいいですよ。
「読みたい」から「本棚」へ本を移すときは、左下のボタンをタップして、「本棚に移動」を押すだけです。
読書データ
最初の画面の右上のグラフマークをタップすると読書データも見られます。仙人が自分の読書習慣についてのコメントやアドバイスをくれます。仙人をタップすると禁術を発動させることができます。
読書管理アプリ「ビブリア」が最高
変態のためのアプリとか書きましたが単純に読書習慣をつけるのにもおすすめのアプリです。大学に入るまで、ほとんど本なんて読まない人間でしたが、大学に入ってから200冊くらいはよんでいます。このアプリの非常に活用させてもらいました。読書初心者でも気軽に使えるアプリです。ぜひ、変態の仲間入りを果たしてください。