はやてのぶろぐやな。

関西在住の大学生のクソ日記。

企業はブラックを通り越すと透明になるらしい。

うちの父親は、1ヶ月に1回休みがあればいい方だ。休みがない時もある。小さいころ、休日に家にいた記憶はほとんどないし、今もほぼいない。正月なんて年を一緒に越した事は一度もない。

朝出て行く時間は12時の日もあれば、6時半の時もある。帰って来るのは決まって、0〜2時くらいの間。だから、単身赴任しているわけでもないのに、父親と1週間顔を合わさないこともざらにある。

そんな、いわゆるブラックな働き方をしている父だが、一度も仕事を辞めたいと言った事はない。辛いという言葉も聞いたことがない。

 

父曰く、

『正直、労基法?何それ?って感じ。世に言うブラック企業なんて、通り越してると思うよ。(笑)俺らは、個人個人が会社みたいなもんで、自分で何か価値を生み出さないと、お金をもらえない。そういう環境で働いてるし、そもそも、仕事ってそういう事だと思う。んで、こういうことに納得した人たちで一緒に頑張りましょう。ってのがうちの会社の考え方。

こないだ学生が最低賃金を1500円に上げろとかってデモをしてたけど、そんなことを言えるのは、お金をもらって当たり前だと思ってるから。自分の労働一時間に1500円の価値があると思うんなら、バイトなんかせずに自分で1500円稼げばいい話でしょ?

んで、最近の電通の問題って、労基法がどうだとってばっかり言ってるけど、本質はそこじゃないと思う。

そもそも、労基法って弱者を守るためにできた法律で、あの亡くなった子は実際にいってしまうと本当に弱者なのかな?

東大出て、あんだけ美人さんで、しかも電通にまで入った子だから、電通を辞めても引く手数多だったと思うよ?

それに、電通の人たちも本当に文字通り死ぬ気で働いてたと思う。その中で、亡くなった子が実際、求められてるようなレベルになかったんだと思う。

だからと言って、死んでもいい理由になんかはならないし、死んでもいい理由なんか絶対にない。

なら、何が問題かって、周りにちゃんとした「大人」がいなかったんだろうなって。

本当に死んじゃうくらいに悩んでたときに、「死にたいくらい悩んでんなら、仕事を辞めろ。」そう本気で言ってあげられる「大人」、そうじゃなくて友達でもいいよ。そういう人がいればあの子は死なずに済んだんじゃないかなって俺は思うの。

自分が苦しい時に助けてくれるのは周りの人だよ。だから、お前も周りの人を大切にしろよ。』

 

長時間労働が良いとは思わないけど、父の意見にはすごく共感する。

 

いろんな人いろんな考え方があって、その中で何を正しいとするかは、自分で決めなきゃなんないんだと思う。

 

『ちなみにさ、ブラックを通り越してるって言ってたけど、親父の会社は何色なの?』

『うーん、透明。』

『なんで?』

『いや、なんとなく。』

 

*この話はフィクションかもしれません。