はやてのぶろぐやな。

関西在住の大学生のクソ日記。

ブラックバイト塾講師。

大学生バイトの代表格として挙がる塾講師。そんな塾講師はブラックバイトの典型例だとも言われていますね。僕は、大学に入ってからの一年間、この塾講師バイトをやっていました。

 

うん、実際、ブラックよ?

 

塾の事は大好きです。大好きなんです。でもねー、それとこれとはまた別。アルバイトとして、塾講は、ブラックと言わざるを得ない。

その理由と原因について、塾講一年やってきた経験の中で考えてみました。 

 

アルバイトとは、

1週間の所定労働時間が同じ事業所の通常の労働者(正社員)よりも短いもの、又はその事業所の一般労働者と1日の所定労働時間が同じでも1週の所定労働日数が少ない者

 

法律的にはこういうことみたいですが、一般的に言うと、アルバイトは時間給で働く、誰にでもできる仕事をする労働者だと思います。雇われる側はいつでも辞められるし、企業側も基本的に採用したうちの何人かが辞める前提で雇用している。そう言う雇用形態。

 

なので、企業は普通、大きな責任の生まれるような仕事は、正社員に任せます。そして、正社員は安定した収入を得る代わりに責任を負います。

 

それに対して、アルバイトは、働いた時間に対する報酬を得る短期間契約なので、正社員ほどの責任はありませんし、負えません。

それに、短期間契約ですぐ辞めちゃうということは、職能が身につきにくいってことでもあります。そして、職能が身につきにくいということは、つまり、その道のプロフェッショナルじゃないってことでもあります。

例えば、日本が誇る大企業トヨタが、アルバイトを取引先との大事な会議に行かせますか?って話。あり得ない。

 

そんなあり得ない状況が起こっているのが、塾です。

 

詳しく説明します。

まず、個別指導塾の顧客は塾に来る生徒とその保護者です。費用を負担するのは保護者ですが、授業というサービスを受けるのは生徒自身。

そして、形式上、生徒の成績に対して責任を負うのは正社員である教室責任者です。

ですが、あくまで、形式上のお話。

実際に授業サービスを行う講師はほとんどアルバイトです。

つまり、授業に対する一次的な責任を負うのはアルバイト講師なんです。正社員が負うのは、授業を行う講師のマネジメントと言うあくまで二次的な責任です。

 

明らかにアルバイト講師の責任が大きすぎる。

 

それでも生徒とその保護者からは、必ず成績を上げるよう要求される。塾に金払って子供行かせたんだから成績上げろっていう、この要求は至極真っ当なもので、否定はできませんよね?ここに要求と責任との差が生まれます。

 

そして、その要求と責任との差は、アルバイト講師からの搾取によって埋められる。

 

アルバイト講師は生徒の成績を上げるために授業の質を高めなければならない。授業の質を高めるには、勤務時間外に授業の予習をしなければならないかもしれない。

また、授業内容を保護者に報告する書類を書かなければならない塾もあり、その書類を授業時間中に書き切らなくてはならない。しかし、授業中にそのための時間的余裕は、ない。

もし、書く時間を取れば、授業の質が下がってしまう。こうして、報告は勤務時間外に書かざるを得なくなる。

 

そして、これらの勤務時間外の作業がアルバイト講師を疲弊させます。そして、辞めていく。

 

『生徒のため。』これは、教育者にとっては常に目標とすべき考え方だと思いますが、塾において、この言葉は、アルバイト講師の労働力の搾取を正当化する魔法の言葉でしかありません。

 

また、学生のうちから責任を負う事で成長することができる。と言うのも、塾本社側からのありがたいお言葉の一つです。

でもね、たしかに、インターンとか大人相手の商売をすることで、責任感を養うのは問題ないと思いますが、塾講師が直接相手するのは、大人ではなくて、子供です。

まだ判断能力の乏しい子供相手に、教育のプロではない、そこらの大学生アルバイトをあてがっているんですよ?ふつーに危なくないですか?

 

何かと理由をつけて、搾取を正当化する。これってもう完全にブラック企業の考え方ですよね。

 

結局、生徒と保護者からの要求とアルバイトの責任との差を搾取だと思わず、本当に『生徒のため』だと思って行動できる人が、塾講師に向いていると思います。

 

生徒と話すのは楽しいし、声を出してると凹んでても、気分も良くなってきます。また、生徒の成績が上がったり、志望校に合格したりした時の喜びは言葉になりません。担当生徒の合格を聞いた時は思わず泣きそうになりました。

 

それでも、やっぱり、構造上、塾講師はブラックバイトで、個別指導塾業界は、すごく危ないバランスでギリギリ成り立っているように思います。

 

 

深夜テンションで書いたのでそのうち書き直します。今までで一番長く書いた。